アラサー男の晩ごはん

〜 おうち時間を彩る料理 〜

グラム260円代の牛肉がこんなに美味しく。。。ほとんどの家にある家電で作るローストビーフ

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 〜ローストビーフ

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この言葉を聞いて何をイメージされますか??

 

 

 

結婚式のメイン料理、ホテルの高価なビュッフェで食べれる、高い。。。

 

 

そんな高価なイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか??

 

 

ローストビーフはイギリス発祥の料理で古代ローマの軍人が肉の塊を丸焼きにして

食べたのが始まりと言われています。

かつての皇族などは、牛一頭を丸々焼いて食べていたそうです。。。笑

 

 

紅茶を飲む優雅なイメージが強いイギリス人ですがこれはギャップでした笑

 

 

イギリス料理は何かと酷評されることも多いですが、、フィッシュ&チップスや

今回紹介するローストビーフなど工程を踏んで調理すれば美味しい料理も沢山あるので紹介していけたらなと思っています。(まだまだ勉強中ですが)

 

 

そして高価なイメージがあるローストビーフは高価で良質な脂身が多い和牛で作っても、もちろん美味しいのですが赤身が多い安い肉で作った方が肉肉しさが強く個人的には好きです。

男性は特に赤身の方が好きかもですね!   ※あと和牛で毎回作ってたら破産します🌞

 

 

 

それでは作って行きましょう!!!!!

 

 

 

☆ローストビーフ

 

材料

 

機材:料理用デジタル温度計(あるとより簡単)

 

・赤身のアメリカ産やニュージーランド産等のモモ肉

今回はスーパーで売ってあるアンガスビーフ

グラム268円  内容量350g   約900円

 

・塩(お勧めはクレイジーソルト等のハーブ塩 or 岩塩)

 

・ブラックペッパー(あれば粗挽き)

 

・ニンニク1片(適当にスライス)

 

・和牛脂(スーパー等で無料で貰えるから貰うけど結局余るあれ)

 適当にスライス(常温だと溶けるので冷蔵庫で保管)

 入れることで風味が増します。

 有名なブランド牛の和牛脂だと尚◎

 

 

 

  ・作り方・  

1. まず、家に着いたら肉に塩と胡椒を振って20〜30分常温で放置します。

 スマホを触り出す前に先にしましょう。

 ※この工程はローストビーフを作る上で重要な点が2点あります。後ほど解説

 スマホは後です!!!  僕はスマホを触って毎回これを忘れます。⇦説得力皆無

 

Don't look at your cell phone!!! 

 

 

2.時間が来たら鍋で1ℓ程度のお湯を沸かす。※沸騰はしなくていいです

 大体60〜70℃程度あればOK!!

 

 

3.肉にフライパンで焼き色を付けます。(色は画像参照)

 こんがりと色を付けましょう!!(肉全体に外壁を作るイメージ)

 これが甘いと壁の隙間から肉汁が出てパサつきや硬くなる原因になります。

 

 中の水分を一滴も逃さない覚悟を持って色を付けましょう。⇦大袈裟

 

こんがりと全面に色を付ける

 

 

4.粗熱を取ってラップで包む(↓画像参照) ※アルミホイルでも代用可◎

この時にスライスしたニンニクと和牛脂を一緒に包む

↓の画像は実家で作った時のです笑 

突発的に作ったのでニンニクと牛脂は無かった。。

なるべく空気を抜きながら
ジップロックになるべく空気を入れないように入れる

 

5.沸かしているお湯の温度を温度計を使って測る

温度計がなければ給湯器の温度で調節もありかもです◎(63℃ぐらいにセットして)

この時お湯の温度は大体60〜63℃ぐらいがベストです

(肉の中心の温度が55〜56℃になるように火入れ)

 

 

6.肉とお湯を炊飯器に入れてお湯の温度が60℃前後になるように水を入れて調整する

肉のタンパク質は58〜60℃で固まり出すのでこの温度でゆっくり中まで火を入れます。

 

 

7.ここは絶対に間違えないでください!!!!

 

炊飯ボタンではなく

保温ボタンを押す!!

 

(炊飯を押すと海外の方が好きな見事なウェルダンに仕上がります🔥)

 

大事なのでもう一度言います、

保温ボタンです!!!

 

これだけ書いてるので炊飯で失敗してもクレームは受け付けません🌞

 

そして、そのまま一時間放置します。

 

8.一時間経ったらジップロックから出さず肉の硬さを確認します。

  (目安は↓画像参照)

ミディアムレアが理想的な固さです!!!

この画像はステーキでも同じように使えるので是非覚えてみてください!!

僕は調理学校で習いました。 

 

※固さを確認し完全にレアだった場合は、炊飯ボタンを押して3分だけ温める

取り消し保温でもう15分様子を見ます。肉の火入れは忍耐です!!

焦らず少しずつ火を入れます。

それでも生なら固さを見ながら時間を短くしてこれを繰り返す。

 

 

9.ミディアムレアの固さになったら炊飯器の上(ぐらい温かければどこでもOK)

肉を20分休ませます。(肉汁が中で対流してるので落ち着かせるため)

これをすることによって、切った時の肉汁の流出を防げます

時間がある方は30分。。。 これで肉の火入が終了です。

 

10.ここまで来たら一番楽しみな肉のカットの時間です。

 管理人は面接よりも毎回緊張します。⇦おい

火入れが上手くいってると綺麗なピンク色!!

 

ここまでかけた時間が報われる瞬間です。。。幸〜

 

信じられますか?? 

 

これがスーパーに売ってあった1000円以下のお肉だったことを

ピンク色でみずみずしい。。。

 

今回はもも肉を使ったローストビーフなので厚めに切っても美味しいのですが、なるべく薄く切った方が柔らかく食べられると思います。

厚めに切っても肉肉しくて美味しいですが🤞

色々と試してみてください!

 

そのまま食べても美味しいですが、サラダなどに入れて食べるのが好きです。

この時期だと、スナップエンドウなど入れても美味しいですね!

おろし玉ねぎドレッシングが個人的に好きです🧅

 

管理人はニンニク醤油にワサビを混ぜて食べるのも好きです◎

 

 

均一なピンク色◎   2枚目は実家で作った物 3枚目はローストビーフサラダ

 

 

いかがだったでしょうか??

 

え!? 面倒臭い。。。??

工程が多い?!??!

 

 

という声も聞こえてきそうですが、これでもかなり簡易化しています。

 

 

レストランによっても違いますが、オーブンの出し入れを10回以上繰り返して

少しずつ火を入れる手間を惜しまないところもあります。

 

今の人類の技術で肉の火入れに近道はありません。

ゆっくりと低温で肉に火を入れていくのが一番失敗が少ない火の入れ方です。

プロでもこの工程で火入れをしている所はたくさんあります👌

(そういう専門機材は現場には揃ってますが)

 

 

 

 

僕の好きなイチローの名言ですが、何事も急がば回れですね👌

 

 

 

※先述の肉を常温に戻して塩とコショウをする工程ですが、塩が中まで入っていくことでしっかりと下味が付くのと、肉は冷蔵で保存するのでほとんど中心の温度は10℃以下になっています。

低温で周りから中心に火を入れていくので、この温度が低ければ低いほど中心に火が入りにくくなるので、火入れの時間短縮と下味の2点の観点から常温に戻しておくことが重要です。

理由がわからないと面倒だと思うことも、趣旨の理解ができれば受け入れられますね◎

 

 

肉の火入れは各家庭の家電の質。温度(肉自体の温度、火を入れるお湯の温度)

作る時の気温、肉の個体ごとの性質などが関わってくるので100%完璧な火入れをするのは

難しい所もありますが、安いお肉でも少しの手間でレストランレベルのお肉を食べられます。

 

 

僕も火入れに関してはまだまだ未熟ですが、この投稿を通してもっと色々な事を学んでいけたらと思っています。

 

逆にこうした方がいいよというアドバイスや質問も含めコメントもお待ちしております!

 

最後に今日使った機材や調味料を載せておくので是非参考にしてください🤞

 

クッキング温度計 

家で使ってるのと同じ物です◎

お菓子作りの温度管理にも役立ちます👌

これから暖かくなる季節なので食中毒予防の温度チェックにも◎

 

クレイジーソルト 

今回使ったハーブ入りの岩塩です👌 本当に何にでも合います。。。

使い回しの効く万能な塩です◎

 

 

・低温調理器 

うちにはまだ無いのですが、将来的に購入を検討しています。

鶏ハムや温泉卵、勿論ローストビーフにも使えます◎参考までに

 

 

 

晴れの日や特別な日に是非作ってみて下さい👌

この投稿でご家庭で少しでもお肉を美味しく食べて頂けたら幸いです。

 

 

 

 

今回もご覧頂きまして誠にありがとうございました。

 

 

   アラサー男の晩ごはん 管理人 ハチ